副業へのモチベーション

こんにちは、kamaleです。

 

今日は、「なんで自分が副業を始めようとしているのか?」について書いていきます。

 

実は自分は、

・自分の本業が好きな人

・あこがれの職業に就いた自負のある人

だと思っています。そうであるなら、脇目も振らず本業で出世・成功することを目指すのが正しい、と考える方は多いと思います。本業にプロ意識を持っていて、本業一本で成功してきた方々からすれば、言いたいことがたくさんあるだろうと思います。

 

「本業のモチベーションが下がるのでは?」

「慣れない副業を始めたりして、本業に十分なエネルギーが割けなくなるのでは?」

「副業で受けた仕事で、ミスをした場合に責任とれるの?」

「本業が忙しくなったときに、どちらを優先するの?」

 

しかし、そんな常識を分かっていながらも、副業をするモチベーションがなぜ出てくるのかを書いていこうと思います。

 

将来像、失敗談という観点から2つの理由を挙げます。

 

  • 独立して行きていくことを目指している

高校の漢文の授業で習った中で、今でもときどき頭の中に湧いてくる言葉があります。

「鶏口となるも牛後となるなかれ」

これは、中国の古典「史記」にある言葉で、「大企業の一員でいるよりも、小さな団体の長でいる方を選びなさい」という考えです。なぜこの言葉が好きかと言うと、自分が自由に生きるのが好きなタイプだからです。つまり、自分がトップであることの大きなメリットは、自分の裁量の範囲が大きいことなので、とにかく自分のアイデアを活かして自由に生きるために、小さい組織でいいからトップになりたいと思う訳です。

 

しかし、現実に大企業などの大きな組織に入ってみると、周りは優秀な人間だらけです。さらに社長になるためには、そんな強豪たちと出世競争を何十年も続けて、さまざまなふるいにかけられてピラミッドの一番上に立つことが必要です。そして、そのような可能性は非常に低い上に、果てしない時間と労力がかかります。ですが、少ない人数の組織であれば自分よりずば抜けて優秀という人の数も減ってくるため、自分が上に立つことになる可能性は上がっていきます。そのために最も合理的だと思うのは、ベンチャー企業への就職や、副業で収益を多くして個人事業主を目指すことです。

 

 

ただ、先にも書きましたように、自分は本業の仕事が楽しくて結構気に入っています。そのため、ベンチャー企業への就職ではなく、本業を続けながら、休日や夜間に副業を始めて、近い将来に個人事業主にもなることを目指します。これは、「小さく始めて、大きく育てる」というビジネスの原則にも則っているので、現実的なアイデアかと思っています。

 

  • 一本道を歩く悩みを経験してきた

実は自分は、副業を始めたいと決意する前は、本業一筋で生きて、その道で一流になっていこうと思っていました。しかし、このやり方は自分には合っていなかったのだと思います。どういうことかというと、自分の真面目すぎる性格、一生懸命すぎる性格のために、寝食を惜しんで働いて、自分の人生をこの仕事に捧げるんだ、というような極端な考えを持つようになっていきました。そのため、平日も深夜まで働いて、土日も出勤する日々を過ごしていました。

 

当時を振り返ると、自分の周囲に優秀な人間が大勢いたので、その中で生きるためには、人よりも多く結果を出さないといけないんだ、と焦っていました。そして、自分の才能に悲観したために才能を伸ばす方向で努力せず、優秀な人たちと対等の結果を出していくには、とにかく時間を投入すればよいのだ、という考えに陥っていました。今思うと、分不相応なものを得ようとして、効率を考えず、仕事の仕方を合理的に改善しなかったため、労力の無駄でした。さらに、自分にはこの道しかないと思うと、背水の陣を引くことになって非常に辛いわけです。

 

こうした悩みも、狭い世界で人と競争しないといけないような環境に、自分を追い込んだために起きたのだと思います。言い換えると、ある特定の業界での業績という「一つのものさしでしか自分と他人を比較していなかった」のだと思います。そんな経験をしてきたので、「自分の中の価値観を増やす」努力、もしくは「将来の選択肢をできるだけ減らさない努力」が重要だと考えています。

 

では、「将来の生き方の選択肢を減らさない」ために何ができるでしょうか?本業で得られるスキルがある専門分野に特化していることから、本業だけに全力を注ぐことには、いくつかのリスクが考えられます。例えば、

・成長が止まりやすい:本業を続けるために必要な有限のスキルをある程度身につけてしまうと、必要性に迫られないため、本業では直接要求されないスキルの存在に気づかない

・進路が固定される:長年、同じ会社にいてその組織でしか通用しない人間になると、他の会社や業種に移る選択肢が年齢とともに減っていく

・生涯年収が固定される:同じ会社にこの先ずっと定年までいて、年金生活をする予定なのでしたら、この先自分が受け取れる金額は簡単に計算できてしまいます

このようなリスクを避けるためには、「本業ではまず必要とされないスキルを稼げるレベルで身につけて、副収入を得る」ということが一つの解として挙げられます。

 

 

以上が、自分が現在副業を目指している大きなモチベーションです。